指揮者 渕上 貴美子

 

国立音楽大学声楽科卒業。二期会オペラ会員。日本合唱指揮者協会会員。杉並学院中学高等学校教諭。

高校で音楽の教鞭を執る傍ら、リサイタルの開催やオーケストラとの共演を行う。イタリアのオットリーノ・レスピーギ音楽院でのゼミに参加し、ジュゼッペ・ステファノ氏に師事。終了演奏としてウンブリア音楽祭のコンサートに出演するなど、ソロ活動においても活躍する。

1989年、自ら歌好きの生徒を集め、菊華高等学校(現:杉並学院高等学校)の合唱部を創部。2000年、同校卒業生の合唱団「菊華アンサンブル」を結成する。

同校は1998年・2001年「オーストリア・ウィーン世界青少年音楽祭」合唱部門第2位・第1位、ウィーン大賞受賞。2004年、菊華アンサンブルと合同で「イタリア・アレッツォ国際合唱コンクール(女声)」に出場し、年代別部門第1位、一般部門第2位を受賞。2008年「イタリア・セギッツィ国際合唱コンクール(女声・混声)」においては、3部門で第1位を受賞し、その年の総合グランプリ受賞を果たし、翌年のフランスで開催された「2009・ヨーロッパグランドチャンピオン大会(女声)」に出場。ファイナリスト賞受賞に輝く。また、同年「セギッツィ国際合唱コンクール」の国際審査委員としてその大任を務める。

2012年「オーストリア・世界合唱コンクール(混声)」においては、2部門第3位を受賞する。2015年「スペイン・トロサ国際合唱コンクール(女声)」においては、2部門で第2位受賞を果たす。

その他、国内でも「全日本合唱コンクール全国大会」に、高等学校部門、一般部門・女声合唱、混声合唱、男声合唱にて出場し、金賞及び特別賞受賞。「NHK全国学校音楽コンクール」においては、全国優勝を2回受賞している。

菊華アンサンブルでは、2000年「ミクローシュ・コチャール合唱コンクール」にて、金賞及びグランプリ大賞を受賞し、2006年「宝塚国際室内合唱コンクール」では、フォークロア部門第1位、法人作品部門第2位を受賞している。

国内外のコンクールで数々の実績を残し、その合唱指導力と音楽性において高い評価を得ている。